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  • 編集部コラム

上橋菜穂子さんの『香君』を読み終えた後、まさかのサプライズ。

上橋菜穂子さんの作品が大好きです。どの物語も、その紡ぎ出される世界観がたまらない。そして最新作の『香君』ですよ。刊行された春先から書店さんでちょっと手にとっては、いや、今じゃない、大切に読める時間が確保できる時までは買っちゃいけない…と我慢に我慢を重ねてきましたが、とうとう先日読みました。本作もまた新たな上橋ワールドにうっとりしながらも、私たちのリアル社会が抱えるさまざまな問題についていろいろと考えさせられる圧巻の内容でした。さて、前置きが長くなりましたが、本作を読むと植物や昆虫の生態についてもっと知りたくなります。下巻の最後に<この本を書く前に出会い、心惹かれた本の中から、ごく一部を紹介させていただきます>とあり、私にも読めそうなものはないかつらつらと眺めていたら、<嶋田幸久・萱原正嗣著『植物の体の中では何が起こっているのか―動かない植物が生きていくためのしくみ―』ベレ出版>・・・・べ、べ、ベレ出版!!!! 多分5秒くらいは目を見開いて固まっていたと思います。憧れの上橋菜穂子さんがベレの本を読み、さらにオススメだと言ってくださっている!!ベレは語学や自然科学書、地理・歴史を出版する小さな会社だけれど、憧れの小説家と書籍でつながっていたことがとにかくうれしく、そして私は語学書編集者なのだけれど、自分が担当した本ではないことがちょっとだけくやしくなった最近の出来事です。

シンタニ

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