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  • 編集部コラム

山中湖を走る

5月末、「山中湖ロードレース」に出場しました。なかなか歴史のある大会で、今年で39回目を迎えたそうです。山中湖1周(13.6km)とハーフがありますが、合わせて出場者は1万人を超え、自分はこの10年近く、山中湖1周コースに出場しています。これまでのベストタイムは1時間6分台。毎回1時間5分以内を目指しますが、クリアしたことはありません。今年こそこの目標をクリアすべく、ジムに通い厳しい筋肉トレーニングもこなしてきました。スタート30分前にはBCAA(アミノ酸)を摂取し、準備万端。気温は30℃を超える予定で、大会アドバイザーの瀬古利彦さんは、「暑いから無理しないでゆっくり走ってください」とアナウンスしていましたが、心の中では“そんなわけにはいかない”とスタートダッシュを決めていました。ようやくカウントダウンが始まり、ついにスタートです。勢いよく飛び出したのですが、思うようにスピードが上がりません。あっという間にジョギングペースになってしまいました。どんどん後ろから抜かれ、これまでにない屈辱感を味わいながらも、走っているのが精一杯でした。結果は、1時間14分台。これまでで最低の結果となってしまいました。敗因は何か? いつもより暑かったせいもありますが、筋トレ中心のトレーニングで体重が増え、走り込みも足りませんでした。つまり走るためのカラダ作りができていなかったということですね。筋トレは、努力したことが目に見えて肉体に現れるので、やりがいがあります。しかしこれは手段の一つであって、すべてが走る目的に適うものではありません。手段が目的化して失敗するいい例ですね。さて、自分の仕事もそうなっていないか、今一度確認してみようと思いました。

モリ

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