2026.09.17 NEW 社長コラム 学んでみると地理はおもしろい ベレ出版では、中学・高校でいうところの「五教科」、すなわち 国語・数学・理科・社会・英語(語学)の分野の書籍を発行しています。ただ、社会についてはさらに限定して、地理と歴史の2つを守備範囲としています。政治・経済や倫理も発行したことはありますが、例外扱いです。闇雲に範囲を広げるより、ある程度分野を絞って発展させる経営方針です。 社会を地理と歴史に限定したのは、創業者の内田眞吾の発案です。歴史は、社会科の代表的存在で、書店でも人気の分野です。一方で地理は、比較的地味な存在です。当時は公立高校の必修科目ではなく、大学入試に採用している大学・学部も多くありませんでした。タイトルに地理と冠した一般書は少なく、「地理」コーナーを作っている書店もあまり見かけません。 しかし、地理的な話題を取り上げた本には売れているものがそれなりにありました。地理の需要は決して小さくないのに、それに比べて発行される書籍が少なく、競合が少ないのでチャンスがあると内田は考えていたようです。 結果的にベレ出版の地理分野は現在まで順調に展開しています。重版を重ね、ロングセラーになった本もいくつかあります。最近では、他社の地理分野の本も増え、地理のコーナーを設ける書店も以前より増えた気がします。高校でも地理総合が必履修科目になりました。 ただ、地理の魅力は、まだまだ十分に知られていないと感じています。暗記科目で面白くない、と学生時代に思い込んでしまった人もいるかもしれません。地理は、土地や場所に関する疑問を、地形や気候、あるいは歴史的背景などから解き明かす学問です。「この地域はこんな産業で栄えている」と暗記するだけでなく「なぜこの地域ではこの産業が栄えたか」までを知ることができれば、面白さが全く変わってきます。 人の暮らしに影響の大きい、役に立って面白い、エキサイティングな学問です。これからも、地理の面白さや奥深さが伝わる本をたくさん発行していきたいと思います。 ※『ベレベレ通信』でも過去に何度か地理を特集しました。 よければご参照ください。 知っておきたい地理の基礎知識(2022年4月号)https://www.beret.co.jp/uploads/2022/12/2022.04.pdf あなたも地理が好きになる! ”地理きっかけ本”集めました。(2024年12月号)https://www.beret.co.jp/uploads/2024/11/2024.12.pdf 「地理フェア」をやってみませんか?~棚ジャンルの垣根を超えて~(2023年6月号)https://www.beret.co.jp/uploads/2023/05/2023.06.pdf