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  • 著者のコラム

英語でセルフケア:心も頭も整える英語活用術 #4 [最終回]

著者 SAKURACO

Hello folks! 3月の連載を担当させていただきますSAKURACOです🌿
前回の記事では「英語ジャーナル」を書く時に表現の幅を広げるには、文章をシャッフルしてみるのがオススメだよ、というお話をしました。♻️✨
最終回の第4回目は、英語で書いたジャーナルをどう英語学習に繋げていくか、という点をシェアしていきますね!👏

これまで何かしらの英語の文章や日記を書いた後、内容を自発的に見返したことがある!という方、どの位いらっしゃるでしょうか?

もし見返したことがあるよ!という方がいらしたら(この時点でめちゃくちゃレアだと思います)、その後、その文章を誰かとシェアしたり、自分で何かに昇華させたことがある方は、どの位いらっしゃるでしょうか?

多分ここまで来ると、本当に一握りの方しかいらっしゃらないのではないかと思うんです。私を含め、大多数の英語学習者が「英文を書いたら書きっぱなし」になってしまっていると思います。

でも、書きっぱなしじゃあもったいないです。せっかく一生懸命書いたジャーナルですもん、自分の英語の上達や、セルフケアのツールとして上手に使いたいですよね。

この記事の中では 、1. おひとり様活用術  2. おふたり様活用術  3. AIの活用術 の3つに分けて、活用法を提案してきます☝️

1. おひとり様活用術

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◎まとめを作る

書いたジャーナルを全部書き直す!となると、聞いただけでゼェハァしてしまいそうですが、「短くまとめる」だけなら、少しハードルが下がると思いませんか?

さらに、まとめることで自分の考えをより小回りの利く形にしてあげられます。そうしておくと、たとえば会話の中で自分の意見を聞かれた時に、サクッとキレの良い返答をできる確率がグンとアップするはずです!

オススメのまとめ方2種 >
①6歳児でもわかるように、やさしいことばで説明する

アインシュタインの有名な格言
“If you can't explain it to a six-year-old, then you don't understand it yourself
(6歳児にもわかるように説明できないということは、あなたもちゃんと理解していない証拠だよ)
で言われているように、自分の考えの精度を一番シンプルに推し量れます。

②自分のジャーナルに「タイトルを付ける」
この時、意識してみてほしいのが、必ずタイトルの内容が「X=Y」になるようにする、ということ。つまり、タイトルを見ただけで結論までわかるようにします。

例えば “New work evironment emnhanced my productivity. ” (新しい仕事環境が私の能率を爆上げしてくれた)というタイトルだと、ちゃんと主語と述語が「X=Y」の図式になっていて、結論もわかりますよね。

これを例えば ”About my work. ” (私の仕事について)のように、結論がわからない抽象的なタイトルにしてしまうと、何か言っているようで何も言っていない、空っぽのまとめが出来てしまいます。もちろん、タイトルに結論をあえて含ませないことによってオーディエンスの興味を惹きつけたい!とかなら別だと思いますが、これはあくまで自分の思考の整理のためのプロセスなので、不明瞭さは一掃しましょう!

まとめる時は1つのジャーナルをまとめても良いですし、複数のジャーナルエントリーをまとめてもGOOD.

◎スピーキング練習に使う

実は、英語ジャーナルをスピーキング練習の材料に昇華してあげることだってできちゃうんです!
スピーキングの練習と聞くと「相手がいないと出来ないんじゃない?!」と思うかもしれませんが、実はおひとり様でも簡単に実行可能です🔥

一番お手軽なのは「音読」:自分が書いたものを声に出して読んでみる練習方法。
それだけ?と拍子抜けしてしまったかもしれませんが、「自分の考えた文章を発話する」というのは、スピーキングで必要とされる技能そのものなので、とーーっても良い練習になります。もし自分の書いた文の文法が間違っていたとしても、これは決して無駄な練習ではありません。むしろ「正誤を気にしすぎずに、自分の考えをことばにして、口に出して伝えようとする」という訓練になります。でも、もちろん意味の通じる文章にするために直した方がいいこと、や、もっと伝わりやすい言い方、などを取得することも大事なので、それをどうやっていくかは後述しますね☝️✨

もう1つのオススメな方法は2分スピーチ:自分の意見を2分にまとめて録音→それを聞き返して改善を重ねて磨きをかける、というサイクルを繰り返すスピーキングの練習方法です。自分の書いたジャーナルをまとめたものをこの練習に用いれば、頑張って書いたジャーナルをあますところなく活用できますよ!🙌💐

*2分スピーチのやり方はこちらの記事で詳しく説明していますので、気になる方はぜひチェックしてみてください🔎🤗

2. おふたり様活用術

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書いた内容の自然さなどをチェックしてもらうには、やはり人に見てもらうのが一番! そんな時は添削サービスやオンライン英会話を使うと、良い表現や言い回しなどがザクザク学べます✏️👀 

私が個人的に愛用しているのは「英語で交換日記」という添削サービスと、「Cambly」というオンライン英会話です。
気になったところを直接質問したり、 How would YOU phrase this?(これ、あなただったらどうやって表現する?)と質問して、ネイティブが使う表現を教えてもらっています!😊

また、私はオンライン英会話の中で、自分が書いたことについて What do you think? (あなたはどう思う?)などと言いながらディスカッションにもっていくことも多いです。こうすると色々な視点からの学びに繋がっていき、英語だけでなくマインドセットのシフトや日々の気づきの深掘りにもなって、すごく有意義な時間が過ごせています🌿✨ (もちろん、会話の中で先生が使った表現や発言で気になったものは随時メモ✏️)

3. AI を活用して書いたものをセルフチェック

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せっかく書いた英語ジャーナルを書きっぱなしにしないために、英語表現の精度を上げたい! でもすぐに聞ける人が身近にいない…そんなときは文明の力にしっかり頼るのも手👌

例えば最近話題の Chat GPT (オリジナルのテキストを生成することができる対話型の人工知能ツール)に、こんなコマンドと一緒に自分が書いた物を貼り付けると、秒で精度の高い回答が返ってきます!

・ Check for any grammatical error and provide suggestions for improvement.
(文法の間違いをチェックして、上達のためのアドバイスをちょうだい)

・ Rewrite this essay into a compelling story.
(このエッセイを心に響く感じに書き直して)

・ Summarize this essay in three easy-to-understand sentences for a 6-year-old.
(このエッセイを6歳児にもわかるようなやさしい3行の文に要約して)

他にも自動文法チェッカーの Grammarly を使ったり、Quillbot というサービスを使えば、文章のパラフレーズ(書き換え)などもできます◎

今は便利なツールが沢山あるので、自分のニーズに合ったものをぜひ探してみてくださいね!😊✨

他にもセルフチェックの方法や、アウトプット&インプットした物をしっかり身につける方法は、拙著 『SAKURACO’s こなれ英語LESSON 』でご紹介しておりますので、ぜひぜひお手にとってご覧ください〜📚🌸

おわりに : Writing is Thinking. Thinking is Caring.

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「英語でセルフケア:心も頭も整える英語活用術 」を4回に渡りお届けしてきました。
この連載でシェアさせていただいた「英語ジャーナルを通して自分の思考回路を育てる」活動は、自分自身とじっくり向き合うことが促されますよね。そしてそれはセルフケア(=心や体の健康のために自分でできることをする)をする上で欠かせない要素です🌱

自分の考えていること、思っていることを知らなければ、自分のニーズも理解できない。自分のニーズが理解できていなければ、しかるべき対策を取れない(これは誰かとの会話の中でも同じですよね。自分が考えていることをことばにして伝えられなければ、相手に自分のニーズを読み取ってもらうことはとっても難しくなるし、逆も然りです)。

だから積極的にたくさん考えて、英語の力を借りながらことばにしてみてください。きっと面白い発見があるはずです🌿☺️✨

英語のジャーナル、挑戦してみようかな! でも一人で始めても続かないかも…と不安な方は、もしよかったら私の配信するニュースレターをご活用ください💌 不定期ではありますが、大体月に1〜2回「心を整える英語のジャーナルトピック」を配信しております🕊

最後までお読みくださり、ありがとうございました。またお会いできる日を楽しみにしています💐


記事を書いた人:SAKURACO
NYでデザインを学ぶため19歳で単身渡米。一度帰国するも、国際結婚を機に2014年よりアメリカ西海岸へ移住。
語学力を活かして大手オンライン英会話にて累計100名以上のレッスンを担当する。現在はフリーランスで、洋書を教材にした英語ワークショップの開催や学習教材のデザイン、SNS・ブログ・ポッドキャスト・YouTube などのコンテンツを通して、英語学習についての情報を発信中。ライフスタイル系コンテンツの作成やイラスト作品も手がけ、自身のアート作品を販売するショップも立ち上げている。EPT® 英語発音テスト満点保持。
【SNS】
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